会津本郷窯元のあゆみ
会津本郷焼は、今から420年前に蒲生氏郷(がもううじさと)公が現鶴ヶ城の改築の際に瓦を焼かせたのが起源であります。
後の藩主保科正之の時代には茶道が盛んになり、その器物を焼かせるため美濃国瀬戸出身の水野、佐藤両陶工を招き、禄を与え良質の土を探していたところ、会津本郷に的場粘土を発見、更に数年後大久保陶石を発見したのでこれを主原料として良質の茶器、器、壺類を焼かせ、その品々を上納させておりました。後に藩主は会津本郷に奉行所を置き、藩の産業として力を入れておりましたが、奉行所の廃止により職人たちに残土、工具などを分け与えられたので、職人たちはそれぞれの窯を築き、焼き物作りを始めたのが窯元の始まりでございます。
会津本郷焼には、瓦焼の流れをくむ土物(陶器)と大久保陶石を原料とした石物(磁器)とがあります。石を原料とした焼き物は関東以北唯一の磁器の産地として有名です。会津本郷焼が全盛のときは、窯元の数が大小合わせて百十余もありました。毎日どこかの登り窯から煙が立ち昇らぬ日はなかったと言われております。
会津本郷甚句にも唄われている様に
後の藩主保科正之の時代には茶道が盛んになり、その器物を焼かせるため美濃国瀬戸出身の水野、佐藤両陶工を招き、禄を与え良質の土を探していたところ、会津本郷に的場粘土を発見、更に数年後大久保陶石を発見したのでこれを主原料として良質の茶器、器、壺類を焼かせ、その品々を上納させておりました。後に藩主は会津本郷に奉行所を置き、藩の産業として力を入れておりましたが、奉行所の廃止により職人たちに残土、工具などを分け与えられたので、職人たちはそれぞれの窯を築き、焼き物作りを始めたのが窯元の始まりでございます。
会津本郷焼には、瓦焼の流れをくむ土物(陶器)と大久保陶石を原料とした石物(磁器)とがあります。石を原料とした焼き物は関東以北唯一の磁器の産地として有名です。会津本郷焼が全盛のときは、窯元の数が大小合わせて百十余もありました。毎日どこかの登り窯から煙が立ち昇らぬ日はなかったと言われております。
会津本郷甚句にも唄われている様に
本郷やー 瀬戸やの瀬戸を焼く煙は 白くやー焼けてもコーリャァ 黒く立つ 本郷花瓶に稲穂をさせば 今年しゃ豊年 瀬戸の町 |
と、この様に当町は華やかに栄えていたことがわかります。
会津本郷町は特に、急須、土瓶、目皿、花器が有名です。
急須は明治の末期に本郷の陶工が茶ごしの部分を発明し、急須の出の良いことで日本一の折紙付になったことはあまりにも有名です。
今日では民芸調の焼物として数多くの会津本郷焼のファンが訪れて居り、広く愛用されています。
会津本郷町は特に、急須、土瓶、目皿、花器が有名です。
急須は明治の末期に本郷の陶工が茶ごしの部分を発明し、急須の出の良いことで日本一の折紙付になったことはあまりにも有名です。
今日では民芸調の焼物として数多くの会津本郷焼のファンが訪れて居り、広く愛用されています。
流紋焼
私たち流紋焼では、"土のもつ自然の心"を出来る限り失わずにとの願いを込めて創っています。特に流しぐすり釉に意をそそぎ、千数百度に熱せられた窯の中でうわぐすり釉が熔けて流れ、種々様々な紋様を描きます。それは、自然の事物に似て一つとして同じものはありません。一つ一つに豊かな個性があります。
作陶歴
弓田道雄
昭和46年4月 | 作陶に入る |
昭和52年5月 | 会津総合美術展入賞 |
昭和52年6月 | 福島県美術展入賞 |
昭和54年9月 | 東北現代工芸美術展 最高賞の河北賞受賞 |
昭和55年3月 | 日本現代工芸美術展入選 平成13年まで20回入選 |
昭和56年5月 | 会津総合美術展市長賞受賞 現在招待及び審査員 |
昭和56年9月 | 東北現代工芸展 会員賞受賞 |
昭和63年6月 | 福島県美術展県美術大賞受賞 現在招待及び審査員 |
昭和63年10月 | 第二十回日展入選 以降10回入選 |
平成2年4月 | 第十回天展奨励賞 |
平成3年3月 | 日本現代工芸美術展 現代工芸賞受賞 |
平成4年11月 | 第一回河北展県 知事賞受賞 |
平成5年11月 | 93金沢工芸展 奨励賞受賞 |
平成12年3月 | 日展会友に推挙される |
平成12年3月 | 三島町「山びこ」にて 日展会友記念作陶展 |
平成13年11月 | 第三十三回日展会友初入選 |
平成25年2月 | 弓田道雄永眠 |
(社)日展会友 | |
(社)現代工芸美術家協会本会員 | |
福島県美術家連盟会員 | |
会津美術協会会員 | |
会津工芸新生会名誉会員 |
- 第20回日展/草原?
- 第10回天展奨励賞
- 第21回日展/湿原
- 平成4年河北展県知事賞
- 福島県美術館長賞
- 陶板/会津磐梯山と猪苗代湖
弓田修司
平成3年 | 会津総合美術展 入選 現在招待 |
福島県美術展 佳作 | |
日本現代工芸美術展 初入選 以降6回入選 | |
東北現代工芸美術展 会長賞 | |
平成4年 | 東北現代工芸美術展 会友賞 |
平成5年 | 東北現代工芸美術展 会員賞 |
平成6年 | 河北工芸展 福島県知事賞 |
平成9年 | 福島県美術展 美術賞 |
弓田修司経歴
履歴
昭和58年 3月 | 福島県立大沼高等学校 卒業 |
昭和60年3月 | 愛知県立瀬戸窯業高等学校専攻科 卒業 |
昭和61年3月 | 栃木県立窯業指導所 終了 |
平成16年7月 | 株式会社 流紋焼 代表取締役 就任 |
平成25年4月 | 会津本郷焼事業組合 理事長 |
平成25年6月 | 株式会社会津美里振興公社 非常勤取締役 |
社会活動歴
平成5年 | 社団法人 会津青年会議所 入会 |
平成13年 | 社団法人 会津青年会議所 理事長 |
平成16年1月 | 福島県観光審議会 会長 |
平成17年1月 | (社)日本青年会議所 東北地区協議会 会長 |
平成19年8月 | 経済産業省地域中小企業サポーター |
平成21年9月 | 会津美里町教育委員会 委員 |
平成25年3月 | 新潟少年学院窯業科 非常勤講師 |
平成26年1月 | 会津工芸新生会 |
現職
株式会社 流紋焼 | 代表取締役 |
会津本郷焼事業協同組合 | 理事長 |
会津美里町教育委員会 | 委員 |
新潟少年学院 | 非常勤講師 |
(株)会津美里振興公社 | 非常勤取締役 |
(特)エコロジー・カフェ | 地域フェロー |
(社)日本現代工芸美術家協会 | 会員 |
現代工芸美術家協会東北会 | 会員 |
福島県美術家連盟 | 会員 |
会津美術協会 | 会員 |
会津工芸新生会 | 理事 |